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2013年 01月 21日

春を謳う、いけばな展

毎年1月に高松三越で催されている、香川いけばな連盟展に
昨日行ってまいりました。
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連盟とあって、嵯峨御流・草月流・一生流・池坊と4流派の共演です。

いけばなを習っていた若かりし頃は、ワタクシも何度か出展させていただきました。
振袖を着て、まだ許される年齢の頃は、受付に立たせてもいただきました。
はぁーあれは何年前のことだったかしら?(遠い目)

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いけばなを習っていた頃は、池坊の作品ばかりに目が行きがちでしたが
華道を離れて久しくなって他の流派の作品も興味深く見させてもらっています。
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嵯峨御流のコデマリ、カラー、スイートピー、カスミソウを使った清楚な作品。
こちらの作品の側にいた一組の親子の会話に耳を傾けると…。

 「お母さんね、この白いお花大好きなのよ」

 「白いお花って、どのお花?」

 「(コデマリを指しながら)これよ。ちょっと触るだけですぐ散っちゃうけどね」

 「ふう~ん。なんていう名前?」

 「それがね、名前を思い出せないのよ。でもお母さん大好きなの」

まだ小学3・4年生くらいの女の子が、お母さんの大好きなお花を覚えていて、
この白いお花の名前も誰かに教わるとかして、大きくなったらお母さんの大好きな
コデマリの花をプレゼントしてあげる日がいつかくるのかなぁ~
なんて、勝手な想像を膨らませてしまいました。

☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆

作品の中でひと際目を引いていたのがこちら。↓
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現代風アレンジですね。

女性たちは、いくつになってもやっぱりピンクがお好きなんだなぁ~
若い女性からご年配の奥さま方まで、「可愛い♥キレ~イ♪」を連発

隣にいた見知らぬおば様に「この花は何かしら?」と訊ねられたので
「開ききったチューリップでございます。」と教えてさしあげました(笑)。

開ききったチューリップって、もはや別のお花に見えますものね。
それもまた、いとをかし

☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆

池坊は、どちらかというと古典的な作品が数多く見受けられました。
池坊の作品の中で、今回いちばん好きだったのがこちらのお生花(正風体)。↓
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生け手の研ぎ澄まされた五感が作品からうかがえます。

池坊サイトより
生花をいけるとき、もっとも大切にされるのは花の出生です。
出生とは、花木それぞれが本来有している性情、いわば花の個性といえましょう。
これに対して、光に向かって枝葉を伸ばし、花を咲かせ、風雨など環境に応じて生育
するという草木が共通してもつ性情を「自然」として、いけばなでは区別してきました。
生花は、草木固有の出生を尊重し、その性情にかなういけ方により、その花らしさ、
草木の内に息づく生命の輝きを端的に表そうとする様式なのです。
生花には、生花新風体と、生花正風体の二種類があります。

生花新風体の特徴
池坊の草木の生命をみつめる伝統的な美意識を背景に、花材を多角的にみつめ、
色や形、質、いのちの伸びや張りなど、さまざまな美をいけるものの現代感覚を
反映して、明るさや生命感のある鋭さ、際立ちとして表現します。

生花正風体の特徴
古くより物のなりたちの基礎となってきた陰・陽や天・地・人になぞらえた真・副・体
という役枝によって構成されています。
この三つの役枝が、一株となって水際からすぐやかに伸びいで、真を中心に相互に
呼応しながら伸びたつ形で構成され、特有の格調美を見ることができます。


とにかく『お生花は奥が深い!』この一言に尽きますね。

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うむむ~自由花も奥が深い(笑)!!
by nijiirodays | 2013-01-21 20:47 | event