すてきなあなたに
暮らしの手帖版 すてきなあなたに -大橋鎮子(著)-
この本は、昔からわが家にある古い本で、たぶん母が購入したはずなんですが
当の本人、よく憶えてないとのこと。ま、こんなことは、よくあることです(苦笑)。
まだ中学生(になるかならないか)の頃、この本を読むように勧めてくれたのは、
母ではなく祖母でした。
1月~12月の章で構成されていて、季節を通して暮らしを素敵にするヒントが綴られており
その頃から何度も読み返している、懐かしくて大好きな本です。
毎日のちょっとしたことに幸せを見つけて、暮らしを楽しむことが好きだった祖母…。
読んでいると、子供時分の祖母との思い出を、時折り重ね合わせてしまいます。
大橋鎮子さんの、丁寧で、静かで、時間がゆっくり流れるような穏やかな文章が、
あの頃の懐かしい気持ちを掻き起すのかもしれません。
だんだん夜の時間も長くなってきたことだし、眠るまえのひとときに
あたたかい飲み物を片手に、またのんびり読み進めていこう。
この本は、昔からわが家にある古い本で、たぶん母が購入したはずなんですが
当の本人、よく憶えてないとのこと。ま、こんなことは、よくあることです(苦笑)。
まだ中学生(になるかならないか)の頃、この本を読むように勧めてくれたのは、
母ではなく祖母でした。
1月~12月の章で構成されていて、季節を通して暮らしを素敵にするヒントが綴られており
その頃から何度も読み返している、懐かしくて大好きな本です。
庭の花を摘んで、小さな花瓶に活けては嬉しそうに微笑む祖母の笑顔
お台所でジャムをコトコト煮る祖母の後ろ姿、甘い香りが漂う嬉しいひととき
朝陽があたって障子に映った木の葉の影を、童女のように顔を輝かせて
「こっちに来て見てごらん」と手招いて、学校に行く前に見せてくれたっけ
毎日のちょっとしたことに幸せを見つけて、暮らしを楽しむことが好きだった祖母…。
読んでいると、子供時分の祖母との思い出を、時折り重ね合わせてしまいます。
大橋鎮子さんの、丁寧で、静かで、時間がゆっくり流れるような穏やかな文章が、
あの頃の懐かしい気持ちを掻き起すのかもしれません。
だんだん夜の時間も長くなってきたことだし、眠るまえのひとときに
あたたかい飲み物を片手に、またのんびり読み進めていこう。
by nijiirodays
| 2012-09-13 23:27
| one's personal opini